2007年10月5日金曜日

071005 ジュセリーノ風前の灯か 

ブラジルでジュセリーノに関する噂のようなものは数多く飛び交っていて、時々「○○の容疑で逮捕されるのではないか」とか「○○の件で身柄拘束されるのではないか」というような噂が飛び交っているようだ。



自分のところにもそのようなことを教えてきてくれるメールが来るのだけれども、いかんせん記事にはしにくい。単なる噂にしか過ぎないからだ。



ソースが、たとえて言うならば「ブラジルの東スポ」みたいな新聞の憶測記事だったり、「ラジオでそう言われている」程度のものでは。



特に多かったのが、ジュセリーノが老夫婦殺人事件(尊属殺人だと言われている)に関する予言というものを発表してしまい、そのために裁判所から「では法廷で自分の予知能力を証明せよ」という呼び出しをくらったのだが、それに応じなかったために身柄処分されるのではないか、というような噂であった。



それ以外にも、「公文書偽造の疑いで逮捕されるのでは」といったような噂も飛び交っているようである。



しかしまあこれだけは言っておくが、たとえジュセリーノがブラジルで逮捕されようが、それと彼の「予言者」としての能力が暴露されるというのはやっぱり別のことなのである。



逮捕されたジュセリーノが、たとえば自分の口で「あれは単なるトリックでした」と自供するのでもなければ、この日本に飛び火してしまった「ジュセリーノ騒動」といったものは完全には終息はしないものなのだ。



数日前、ある方からのコメントで「ご参考に」ということであるブログのことを教えられた。その後別の方からも同じブログの同じ記事について「ここで紹介するのが良いのではないかと思う」というメールが寄せられた。



在伯のブラジル人の方が日本のポータルで日本語で書いているブログである。



ただし、まだ本人の事前許可のようなものは頂いてはいない。無断でリンクを貼るようなことはしてはいけないことなのかもしれない。



Watch from Brasil ブラジルの混沌から世界を見る 2007/10/02

「Watch from Brasil」



ここで書かれていることは、今までも自分の耳に入ってきたこととそう大差はない。まず間違いなく事実のみが書かれているといってもいいだろう。



というか逆だな。この記事によって今まで自分が耳にしていたいろいろな噂というものの大半が事実であるという裏づけになった、という書き方をしないと失礼にあたるだろう。



近々ジュセリーノが逮捕されるかどうかについては、自分は今でも微妙なところではないかと思っている。



しかしジュセリーノの来日が不可能になったという側面にはこのようなブラシルでのジュセリーノの行状というものが絡んでいるからではないか、そういう事情があるのではないかという気がするのだが。(たま出版サイドでは今でも『延期』にしているらしいけれど)

あくまでも推測に過ぎないが。(続く)



下のコメント

 

Posted by 警告! byみくに 2007年10月06日 09:34

ジュッセリーノ氏が逮捕されるとかそういう根も葉もない噂を書きたてるとあなた自身が名誉毀損で逮捕されることになります。



ジュッセリーノ氏はブラジルのルーラ大統領からも命を狙われています。それはジュッセリーノ氏が大統領の汚職を告発しているからです。



ルーラ大統領がジュッセリーノ氏の権威を失墜させようと画策してあのような暴露のビデオを無理矢理放送させたということはブラジルで普通に言われていることですね。



こういう事実を無視してジュッセリーノ氏のことをまるで詐欺師であるかのように書くは国境を越えた日本で許されることではないです。






「ブラジルと日本は国境で接しているのか?」とかのつっこみはしないでおく。単なる「言葉のあや」というものだとしておこう、ここは。



さて、言うまでもないことだが、もしそれが単なる「根も葉もない噂」だとしたならば、自分はここのブログでは書かないだろう。最低限でも「それが噂でしかない」と判断した場合には必ず「これは噂でしかない」との断わり書きは入れている。



それでも、推定可能な別の準ずる根拠というものがあるからこそ「これは噂でしかないが」という断わり書きを入れても書くべきことは書くべきという方針で書いているということだ。



だからこの件についても「噂レベル」だと判断して半年も前にいただいたメールでの情報だったがそのときは取り上げず書かなかったということだ。



そしてそのブログに書かれていたことと半年も前に自分が得ていた情報がほとんど大差のないものだった。なので記事にしたということだ。



批判は結構だが、その前によく読んでから書いてもらいたいものだ。



それに「根も葉もない噂」と糾弾するのであればこの自分にだけではなく、そのブログの主であるとか、「ジュセリーノ氏逮捕間近か!?」などと書いているブラジルの新聞に対しても言うべきことになるではないだろうか。違いますか?



 >ジュッセリーノ氏はブラジルのルーラ大統領からも命を狙われています。



これについては自分は初めて耳にした。むしろそのソースはどこに由来しているのか自分が知りたいくらいだ。確かに、ジュセリーノは現職大統領を告発するような声明は出しているし、「自分の命は狙われている」とも言っているようだが、「ルーラ大統領からも命を狙われている」という発言がなされたのはどのソースからのものなのだろうか?

それに第一にして「命を狙われている」というのはあくまでジュセリーノの言い分であって、実際に彼の命は狙われているということを証明できる物的なものであるとかの提示はされていないのだが。



下手をすればこれこそが「根も葉もない噂」にはなりませんかね?





 >ルーラ大統領がジュッセリーノ氏の権威を失墜させようと画策してあのような暴露のビデオを無理矢理放送させたということはブラジルで普通に言われていることですね。



今でもこのような子供じみたジュセリーノ擁護論を吐く人がいること自体、なにかしら日本ではジュセリーノの実像というものがどこかに飛んでいってしまっていて、ただ単にどこかカリカチュアライズ(=戯画化)されたジュセリーノ像として捉えている人(いわゆる肯定派)が大多数なのではないかという自分の推理にもつながることなのでもあるが。



戯画化という表現がいかんというのならば「偶像化」でもいいのだが。

重要なことを一点書いておこう。



あの「だまし取材をした記者とのやりとり」というものが本物か贋物なのかという大事な論点をぼかしたり、そこから逃げてはいけないということだ。



あの暴露ビデオ自体はどう見ても本物である。あとからアフレコでジュセリーノの発言を入れ替えたり、編集して偽造したものではないということだ。



あの声はまぎれもなくジュセリーノ本人である。



だからジュセリーノも「策略に嵌められた」とは声高には言っているようだしその主張も認められているようだが、「あのビデオ(そのもの)はニセモノだ」というジュセリーノの主張は却下され、ジュセリーノの信用も落としているのである。(註)



たとえその暴露がなにかしらの陰謀で後押しされたものだとしても、ジュセリーノが霊媒師と組んで、訪れた人から大金をせしめようとしたという「事実」はあったということなのだ。



そこから目を逸らしてどうするのだというのだ。



ジュセリーノは決して被害者なのではなく、(そのブログでも書いてあるとおり)限りなく黒に近い詐欺容疑者だというのが事実なのである。



問題なのは、ブラジル国内にはこのようなことをやっている霊媒師がごまんといるというもうひとつの事実のほうだ。それによってジュセリーノは警察による逮捕という事態を免れているだけに過ぎない。



で次に、この自分が「名誉毀損で逮捕(???)」されるかどうかについては、それこそが「根拠のないデタラメ」になるのではないだろうか。



というか誰の手によってこの自分が「逮捕」されるということになるのかということをもう少し詳しく書いてくれなければ、それこそ そういうことを言う人間の単なる希望というか妄想でしかないとしか言いようがないな。



自分がここで展開しているのは、強調しているのはジュセリーノの予言というものがいかにデタラメに満ちたものでしかないという{事実}である。



そしてその{事実}から当然のごとくに導かれて出てくるもっとも自然な推理を提示している。根拠もなくただ単に憶測を書いているのではない。



むしろ破綻しているのはジュセリーノの予言というものを肯定するために無理矢理組み立てた(韮沢潤一郎氏などの)推理の方である。



普通の人ならば、(単に今まで意図的に日本では流されなかった)この事実というものを列挙すればそれで理解をしてもらえる。



いくら{事実}をここで列挙してもそれを認めようとしないのは、頭の中で勝手に「ジュセリーノ像」であるとか、情報の組替えを行なってまで「ジュセリーノのことを予言者であると信じたい」という人のただの願望でしかないのではないか。



去年、ジュセリーノは「日本の東京で大地震がある」、あるいは「日本で大地震がある」と予言をしてそのふたつとも外れている。これは紛れもない{事実}である。その他ジュセリーノの予言は面白いくらいに外れまくっている。



そういう{事実}を強調して書いている人間に対して名誉毀損などというものが適用されるのであれば、では、そういうデタラメの予言しか吐いていない男のことを「的中率90%の大予言者」と持ち上げたり、本の中でデタラメの「監修者註」をしている人間にはいったいどんな重罪が適用されなれけばならなくなるのだろうか。そのことも考えてみるべきなのではないだろうか。



そういうことだと思うのである。



そしてまた、この自分に対して「名誉毀損だ」などと言う人間もそうだということだ。



まあこうしてコメント欄を限定的にではあるが開放した以上は、ご希望とあらば批判を超えた誹謗中傷のレベルのものでもどんどん公開して差し上げるつもりである。



もしかすると「2ちゃんねる」に書き込むよりもここで書いたほうが手っ取り早いかもしれない。



この自分に対するこの自分に向けての誹謗中傷であれば(規定に反しない限りは)どんなコメントをしようともかまわないが、公開したそのコメントに対しては自分も黙っているつもりはまったくない。



そのつもりでいてほしいということだ。



自分は伊達に何人もの「ジュセリーノ予言を肯定している」とか「ジュセリーノが本物の予言者だと信じている」という人たちとナマの議論してきたのではないのですよ。





註:逆にジュセリーノの提訴によって「ビデオそのものは本物だ」ということが認定されたからこそ、「(本人の了承なくして)ビデオを勝手にテレビで流してはいけない」というジュセリーノの主張が認められたのだが、ジュセリーノはそこまで頭が回らなかったのかな。

持つべきは優秀な弁護士弁護団だよなぁ。(笑)





【追記】

このコメントをした「みくに」という人からのコメントはそれ以来ぱったりと途絶えた。

しかし、同じIPから同じ文体の「無名の」コメントは途切れることなくいまでも時々来ている。



こういうことを禁じるルールはない。しかし、なぜこの人は「みくに」という自分の名前を捨ててしまったのであろうか。



それだけのものでしかないということなのだろうか。



ちなみに、その直前に「すみえ」という名前でされているコメントもまったく同じIP(リモートホストではない)からのものである。



この「すみえ」という人は、このブログがジュセリーノに特化する前にも、なにかしらコメントを書いて来た記憶があったので調べてみたら、やはりいくつかそれらしいものがあった。



それ以上は書かないが、もし本人がこれを読んでいたならばということだが、反省を求めたい。あなた(たち)のやっていることはものすごく卑怯なことである。



何故自分の名前に誇りを持てないのだろう。



そういう批判だけはしておくことにする。