2007年5月23日水曜日

070523 手紙偽造のトリック

【ジュセリーノ予言の真実 0523】 手紙偽造のトリック

「みち☆まり」さんという方からメールで送っていただいたものをもとに、過去の記事の不完全な部分であるとかの修正作業を行なった。

文章を追加した個所もある。

「みち☆まり」さんという方、何度かこの本文内でも取り上げさせていただいたが、地道だが綿密な調査の作業をされているらしく、頂いたものはいつも非常に役に立つものばかりである。

その「みち☆まり」さんからのメールの一部を紹介する。

ジュセリーノがいくら「事前に手紙を送った」と言ってその証拠としてその手紙のコピーであるとか、日付の入った配達証明を提示しても本当の意味での「事前に送った」という証明にはならない、という推測である。


>同じ住所に何通も同じ封筒を使って手紙を送り
>レターの中身と配達証明の組み合わせを変えれば
>あんなのいくらでも出来ちゃうんですよね。

そういえばそうだった。
どういうことなのかを一例を出して説明している。


>たとえば9月10日と10月10日の二回と
>同じ便箋をつかって手紙を出す。

>その配達証明を取って残しておく。

>レターの文面の9月の方はどうでもいい。
>10月のレターには9月11日に起きた出来事を書く。

>それぞれのコピーを取って、中身を入れ替えると
>あら不思議不思議
>9月11日に起きる未来の出来事が書かれた
>9月10日付け配達証明のある手紙の出来上がり♪

>あとはレターの公証所届けを偽造できれば完璧ですかね!

言われて自分も気がついたというか思い出したことなのだが、そもそもこのトリック、ディクスン・カーだったか、カーター・ディクスンの古典的推理小説にも登場する有名なトリックであった。

問題になるのは、送られた側がこの2通の手紙というものを完全な形で保管していたりしてそれが提出されたりするとバレてしまうことだろう。

しかし、そのような人間が名乗り出てこなければ、ジュセリーノの手許ではいくらでも組替えは出来るのでこのような「予言の手紙」は作り放題ということになるし、最低限「配達証明を取った」封書と一緒にしたというだけでは、予言をしたということの「決定的な証明」にはならないという反証は成立するということなのだ。

それと、これは前にも書いたことだけれど、この、ジュセリーノが各方面から送られてきたと言っている感謝の手紙の異常性についてはすでにブラジルでも大々的に報じられてきたことらしいが、自分も非常に「クサい」と思っている。

自分は、マイアミヘラルド新聞社国際編集部(MHIE)から送られてきたという手紙の画像(テレビ番組でも取り上げられていた)しか目にしていないのだが、一目でこの手紙の異常について感じた。(ある方からこの手紙の画像をファイル形式にしたものを別のメーラー宛に送ってもらいじっくりと観察することが出来た)

そのMHIEから送られてきたという手紙の異常性であるが、まず自分がおかしいと感じたこと、それは、ご丁寧にも手紙にはレターヘッド(会社のロゴマーク)が入っているのだが、それが何故か「マイアミ・ヘラルド国際編集部」のものではなく、「MHPC(マイアミヘラルド出版)」のものだということだった。

新聞の編集部宛に手紙を出したら、普通はその編集部からのものが帰ってくるだろう、いくらなんでも。
(ヘラルドインターナショナル新聞も使用している共通ロゴ、二段目左端の青丸で囲まれたHのマーク)

グループ内会社ではあるが、編集部からの返信としてこのようなレターヘッドを使うというのはどう考えても普通のことではない。

これでは朝日新聞の編集部に手紙を出したら「朝日新聞出版局」から返事がかえってきたようなものだ。

どうしてもこの部分に「MJ-12」の時と同じように「本文の部分を差し替えて作った偽造の文書」の疑いを感じてしまうのである。


しかも、拡大してよく見ると最下段から二行目の「SINCARELY(手紙に使われる儀礼的なフレーズ)」と最下段の署名の部分のフォントだけが別物になっている。(何故か旧式のタイプライターのフォント)

どういうことか。つまりはこの「手紙」が、もとから一気に打ち出されたものではないということだ。

言うまでもないことだが、この最後の二行の部分は手書きの署名の部分に被さっている。

これでは「この個所は切り貼りした」という疑いが持ち上がってきても当然のことだろう。

このことがブラジルでもすでに問題にされていたのである。
(当のマイアミヘラルド国際編集部もこんな手紙を出したことは否定している)

当然の如くこのニュースのことは「たま出版」の人間の耳にも(おそらくは日本語訳をした人間の耳にも)届いていたはずだ。

20年前日本でも「MJ-12」という偽の公式文書のことが話題になり、その偽造が明らかになったあとのことなのだが、テレビに出演して「我々も騙されました」と情けない顔で語っていたのが他の誰でもない韮沢潤一郎氏その人なのだが。

こんな「手紙」だったら幾らあってもジュセリーノが事件を事前に予知して手紙で知らせたという証拠にはならない。

それだけは確かなことだろう。