2007年4月29日日曜日

070429 ブラジルからの手紙

【ジュセリーノの予言の真実 0429】 ブラジルからの手紙

まあそれで、ブラジルからのメール、届いた分は一応全部目を通した。英語のものだけだが。
ブラジル以外でも南米のほかの国や台湾などからもメールが来ている。

やはり肯定派の人のほうが圧倒的に多い。9対1くらいか。判別可能なものだけでいうとだが。

実数でいうと、今での総数は信者・肯定派の120数通に対して、どちらかというと否定というか懐疑的なのも入れてやっとこ20通くらいだ。

とはいえ、ブラジルからのジュセリーノ肯定派からのメールでも、というかブラジルからの方が、素晴らしいものは多いのである。実のところ。それは収穫といえる。

やはり本格的なキリスト教国とそうでない日本との違いか。日本のジュセリーノ肯定派の意見が全体的に子供っぽいのとは対照的ですらある。

最初こういうメールを読んだときには、正直なところ「?」な感じがしたものだが、何度も読み返しているうちにその内容の意味するものにやられてしまった。ぐっとくるものがある。

残念なのは、自分の英語能力だとその微妙なニュアンスをうまく伝えられないというもどかしさの部分だ。

そういう人たちからのメールのうちのひとつである。その判りやすいひとつだけを紹介する。繰り返すが、このメールを自分に送ってきた人は、ジュセリーノが預言者であって超能力者であり、なおかつ宗教家であるということをそのまま受け入れている。


I can not explain my heart in sad.
I don't understand why JNL inform to USA
where the place Saddam Hussene had been hiddin.
it is not peace way making .
Only break this country Iraq in sorrow.
JNL helps USA to own the Iraq .
Too Much Iraqi people bleed and die .
JNL could not see that,though wihtin his ability to ?
And JNL don't say about anyit.


私の悲しみを上手く説明するのは難しいのですが
私にはJNL(ジュセリーノ)が何故アメリカ政府に
協力するような真似をするのか
その理由がわからないのです
サダム・フセインの居場所を教えるということは
イラクをアメリカに支配させて平和を奪い
より沢山のイラク人の血を流すことになるのは
見通せたはずでしょう彼ならば
でもジュセリーノはそのことには答えません


※ 英語では普通Saddam Husseinだが、たまにHusseneと綴られて書かれていることがある。もともとはアラビア文字をアルファベットにあてはめたのだから厳密でなくてもいいのではないかと思い直さなかった。


イラクの情勢というものがこの方のいう通りになっているのかという部分に関しては断言は出来ないであろう。フセインの捕獲と死刑判決と実行がイラクを本当に幸福にするのかしないのか、あるいはしているのかそうはならないのか、そのことについては簡単には断言は出来ないことだと思う。

しかし、ジュセリーノは「自分はアメリカ政府に協力したぞ」ということを自ら表明した人である。ということは、すなわち彼がアメリカ政府がフセイン元大統領を捕獲するということを望んでいたということにはなるだろう。

まあだから、例えジュセリーノが本物の超能力者であろうがそうでなかろうが、どっちにしても「自分の情報でアメリカ政府はフセイン元大統領を捕まえることが出来た」などと名乗りでたことはイラク人を悲しませること以外のなにものでもないということなのだが。

というようなことをジュセリーノはしているということだ。

このようなところまで言及した意見についてははじめて目にした。それとも単なる自分の見落としでしかないのだろうか?

ジュセリーノがフセイン逮捕は望まずにいて尚且つそういう情報をアメリカに流すとしたのなら、その理由はなんだということにもなってしまう。それは誰にとっても不愉快なものであろう。

ゼニかやっぱり(笑)

さて、フセインが(彼のもたらした情報のお陰かどうかはおいておくとしても)捕まれば、おそらくはアメリカ政府主導のイラク新政府によって死刑判決が出ることぐらいは誰にでも予想できたはずだ。

そして現在のイラクの混乱と、アメリカによる政治力の誇示といういう切迫した情勢を考えれば、フセイン元大統領には死刑がすぐに実行されて、そしてイラクの各地で暴動が起きることなどそれも誰にでも予想出来たことだろう。

それでも、ジュセリーノは世界の平和と人類の未来は各人の祈りと行動によって達成できるなどと言っている「宗教家」でもある。

少なくとも、自分の言動(予言)は人類の平和の為にだと言っている人なのである。

それとも、ジュセリーノもイラクでならばどっちみち多くの血が流されるということはしかたのないことだと割り切っているのであろうか?考えたくはないね。

しかし、ジュセリーノはアメリカ政府に協力したよなんてことを言い出したのである。黙っていたってかまわないはずだ。

何故に裁判を起してまで自分のもたらした情報の有用性と正しさを主張する必要があるのかだ。

それらの疑問を全てひっくるめて矛盾せずにまとられる答えはひとつしかないと思うのだが。

やっぱり「金」だろ。(笑)

それくらいしか思い浮かばないのである。日本に住むひとりの人間としては。

少なくともこのころジュセリーノの頭の中には、イラクの平和の為になんて考えはこれっぽっちもなかったはずだ。あったら絶対に名乗り出たりはできません。あなたがもしジュセリーノの立場だったらどうしますかね。なんて無茶振りしてしまったが。

「フセイン元大統領がアメリカの手で捕まる」なんて多くのイラク人にとっては屈辱以外のなにものでもないだろうし。

ジュセリーノは当時すでにもう45才を超えていたいい年こいたおっさんなのである。(まあ自分もだが)そういう分別というものはなかったのであろうか。(まあ自分もだけどさ)

日本にもいるジュセリーノの肯定派の人たち、このことについては真剣に考えたほうがいい。君達の宗主の実体に迫る糸口にはなる。

このことを自分に教えてくれたのは他の誰でもない、ブラジルにいるジュセリーノの予言を信じている人達である。そして彼らは悲しんでいるのである。

彼らのようにはジュセリーノの行動に悲しみを感じないでいるという日本のジュセリーノ肯定派がいる。というかそっちのほうが大多数だろう。

彼らは(キリスト教徒としての慎みなどどこにもなく)ジュセリーノの予言は当る物だという前提だけを頑なに信じている。信じているだけでなく多くの人にそれを吹聴することに喜びを感じている。

それがどれだけ人を苦しめたり悲しませたりしているのかだとか、不安を撒き散らしているのかなどということなどこれっぽっちも考えてもいないようにしか見えない。

「30メートルの津浪」なんて子供みたいな脅し文句を使えば皆が注目してくれると夢想しているたちもいる。

毎日のようにそういう下らないメールを自分のところに送って寄越している人もまだいる。

そういう人たちに言うのだが、人として異常とまでは言わないものの、何か大切なものが欠けてはいまいかね君たちは。

ブラジルにいるジュセリーノの予言を信じているという人たちの方が君等の何倍もジュセリーノの予言については本気で信じている分だけ、悲しんでもいる人も多くいるのである。

そしてもっと良くないのはこういう「予言」であるとか人を不安にするような低級なオカルトで飯を食っているという連中なのであるが。

ブラジルから送られてきたこのメールをすべて紙にプリントしてまとめて束にして「たま出版」に送ろうか?それとも丸めて韮沢氏の口にねじ込んでやったほうがいいのか?

ちょっと今、自分はそういう連中に対して本気で怒りを感じはじめている。
その理由は次の項に回すとする。文体も変えなければならない。