2007年2月26日月曜日

070226 2007年3月東京地震予言について(その2)

【ジュセリーノ予言の真実 0226】 2007年3月の東京の地震(2)

(前の記事の続き)

8年も前のことになるが、日本には「本気でノストラダムスの人類滅亡の予言というものがあって、それが起こることを待ち望んでいる人たち」がいた。

自分の周りにもいた。毎週月曜になると週刊現代(講談社)を買って持って来て、ノストラダムス関連の記事を真剣に読んで「ここまで科学的な証拠が揃っているんだからもうすぐ人類は滅びますよね~」とかうれしそうに笑っていたフリーターのアルバイト(註)とかだ。

7月になっても辞めようとしなかったので(嘘。別の理由があった)クビにしたが。

今でもそういう人間は少なからずいるということなんだろうけれど。

まだ、あのときのような日本のあちこちにそういう厭な空気が流れているほどではないにしても、見逃していけないのは、何度も繰り返し書いていることだが、こういう予言を利用して信者に取り込もうとしているカルトじみた広報を繰り広げている人たち(集団)である。

8年前、そういう「人類滅亡の予言」を信者獲得に大いに利用していた宗教団体が日本にはいくつかあった。まあ、後で赤っ恥を掻いただけだったが。それとはまた別に新しいカルトが新しく日本に深く根を下ろしたのも実はこの時期であったと言われている。

その中のひとつが「波動」である。自分もそれに関しては頷ける。下北沢あたりではごく普通にそういう波動の女の人たちが「最新の宇宙科学の説明に」とか言ってあちこちに出没しはじめたのがそのころであった。

昨日だったか、アマゾンのブックランキングを見てちょっとギョっとした。そういう波動関連の本がランキング上位に並んでいたからだ。

これはとりもなおさず、再び日本人の心が病んできた証拠ではないかと自分は思っているのだが。

ちなみに、「ジュセリーノ」で検索すると、「ジュセリーノの予言は真実である」と触れ回っているブログがやたら目立つが、そういうものは大体が「波動系」のものだ。他の部分を読むと露骨てにわかる。でなければ海外投資を持ちかけてくる詐欺っぽい投資グループだ。

「癒し」であるとか、「アセンション」とかの言葉がついているものがそうだ。

彼らは、まず間違いなく、「ジュセリーノの予言」を利用して金儲けをしようとか、信者を獲得しようとしている。特徴として、ジュセリーノの予言を改竄して、自分等がかねて主張していた、人類の未来に関する予言を混ぜて、ジュセリーノの予言を見ようとしている人を混乱させている大きな原因になっている。

実は、メールを送っていただいた方の半分以上がそのことを書いてきている。

去年の段階でジュセリーノの予言が外れまくっていたというごく当たり前の事実さえ知らなかったという人も多かった。これにはものすごい義憤を感じている。

そういうきっかけをつくった、「テレビ朝日=たま出版」に対する怒りもあるし、そしてそういう偽の予言をばら撒いているブログにもだ。

「8年前と似ている・・・」
自分が久しぶりに、本当に久しぶりに本気になった瞬間はこのときだったのかもしれない。

ひょっとして、これは単なるひとつの始まりなのだけかもしれない。

<この項 了>



註:なんのつもりか知らないが、この自分に向かって「フランス語が読めてもノストラダムスの予言の本当の意味はわからない」とか言ってきたものすごい神経の持主である。(笑)7月になると欠勤が続いたのでクビにした。電話でクビを言い渡したら相当驚いていたようだ。

しかし、人類滅亡の予言を信じてるのに何故アルバイト先をクビになったくらいで驚くのだろう?不思議な神経の持主だった。